湯澤かよこ – Kayoco Yuzawa official website

さよなら、オレンジ


岩城けい さんの  「さようなら、オレンジ」
2時AM まで読書してましたー!
ラジオで前に紹介されてて気になっていた本。
久しぶりに買って読みました。
どばーーーーっと一気に読み干して心が満タンなう!!
内容をかなりざっくり言うと
サリマというアフリカ難民の女性が異国で、生きて行く術として、言葉を習得していくお話。
本のタイトルから素敵だけど、
言葉の使い方が美しい。
ある、サリマと職場の人との会話の部分で
「いまは、あんたが働きに出てるんだね。それで、だれがあんたを見送ってくれるんだい」

「お月様、霧」
「そうかい。ひとりじゃないんだね。よかった」
読んだ後にじわじわと、正にあったかい”オレンジ”が体の中に宿るような感覚。
サリマを通して女性としての強さや弱さを、自分と重ねてみたり
でもやっぱり最後は、女は強く賢く生きて行くしかないよね!!と思わせてくれる。 
美しい描写も多いけれど、どこか根底に強さがいつもあって、それに読む方もそうだそうだ!負けるな!!という思いで読み進められるんですよね。
あと、言語を習得していくということの難しさや楽しさが描かれていて、
私もアメリカに留学していた頃、英語の壁にぶつかって、しゃべれないことや肌の色で差別されて、超ネガティブになって、自信損失して、
粉々になったけど、でも勇気を出して片言でも発した時に
相手に言葉が通じたときの喜びの瞬間を思い出しました。
光が差すような感覚。
この本を読んで、また改めて英語を磨きたいなって思ったし、その他の言語についても興味を持ちたいなって思いました。
もっと海外に友達を作りたい
肌の色や人種を越えてもっと 一人一人を、地球を、身近に感じたい
言葉の持つ、大きな力に気づかせてもらえる希望の一冊です。
良書は心を豊かにしてくれますね〜。
読書得意じゃないけど、読んでいこーーーっと!!
うっす!!
さぁ雨よ!! 降るだけ降って明日の夕方には晴れてくれよ!!

★8月16日(土)
古町商店街夏祭り
場所: 伊那市 旧・市民会館駐車場
時間: 18:10ぐらいから