湯澤かよこ – Kayoco Yuzawa official website

平和学習。

去年からすごく行きたかった場所。
広島。
去年の春、核廃絶の署名やアンケートに携わったのをきっかけに、
もっと何か自分にできることはないか?
もっとこの唯一原爆が落とされた国の人間として事実を知っておくべきじゃないか?
そして、ちゃんと知ってから、核爆弾を無くそうよ!って言いたいと思った。
だから、65年前に原爆を落とされてしまったその地で何かを肌で感じたかった。
それが、ついに先週実現できました。
4人の有志が集まり、東京から広島までレンタカーで十数時間かけて行ってきました。
遠かった〜。でもドライバーをしてくれた二人のが大変だったと思う。
私ともう一人は運転できなかったから、隣にいることことしかできなかったんですけど、まぁ車だと、なかなかかかりますね!
でも途中で車から見えたたくさんの景色、また富士山や名古屋の工業地帯の風景にはテンションあがったりして、楽しめながらドライブできました。
二泊三日のうち2日は移動でしたね。。汗
でも、行けてよかった。
1日目、東京を早朝に出て、広島に着いたのは夕方でした。
まず原爆ドームへ向かいました。
ドームを目にして、やっと着いた!とも思ったし、正直、着いてしまったなぁって気にもなりました。
起きた現実を受け入れなきゃいけないという重みを感じて、みんな唇を噛み締めるようにドームの周りを一周しました。
1945年8月6日8時15分
ピカッ!!
目がくらむ閃光と、ものすごい爆風と何千℃にもなる熱が一瞬にして起こり
街も人も一気に無惨な姿に。
このドームの中にいた方達は即死だったそうです。
ドームはその時から動かず、65年間この街を見つめながら、何か大事なことを忘れるなと静かに語りかけているようでした。


焼けただれた皮を引きづり、この川にたくさんの方が「水をくれ!」と言ってやっと辿り着き、水を得てもすぐ亡くなっていってしまったそうです。その死体は山のように川辺に重なっていたそうです。
夕方だったからかもしれませんが、川にはきっと癒えない魂がたくさんあるように思いました。

夜は近くに泊まり、次ぎの日は平和記念公園をみんなで歩きました。
慰霊碑の前で4人静かに黙祷。

碑文「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから。」
そう、もう二度と繰り返してはいけない。
私たちが平和を築いていきますから!!そう祈りました。
このあと、平和記念資料館へ。
目を覆うよな今も残っている資料がたくさんありました。

核戦争は他人事じゃない。私たちが何を言っても、国の権力者達が決めることだから、「しょうがない」ってのが一番良くないと思います。
誰かが言ってた、
「無関心という静かな暴力。」
無関心は戦争を黙認することになる。
だから、ちゃんとNOと言える人になりたい。
「核を作り出したのが人間なら、廃絶できるのも人間。」
やめようよ!使うな!絶対反対!声をあげないと変わらないことがあると思うんです。
でもまずは、“しょうがない”から“絶対ダメ”って自分の意思を持つことがとても大切なことだなぁと思いました。
この平和記念公園にはたくさんの海外の方が来て、
真剣なまなざしで資料や話を聞いていました。
平和を願う気持ちはどこの国の人でも絶対一緒ですよね。
戦争を望んでる人なんていないはず。
もしも、自分が今住んでいる街の空に急にピカッ!!と原子爆弾が落ちてきて、
一瞬にして、その街が燃えてなくなってしまったら…
なにより、そこに住む大切な人達が死んでしまったら、被爆してしまったら…
考えただけで、怖くなります。
みんなそうやって考えたらそんなものどこにも落とせないよ。。。
自分ができることはなんだろ?
胸に重くもやもやしたものを感じながら、整理できずに帰りの車の中で考えてました。
やっぱり、身近な人を大切にすること。まずこの旅に賛同してくれ一緒に行ってくれた3人に感謝すること。
まずは家族・恋人・友達を幸せにできるように、
歌でなにかしら平和に繋がるように、社会に貢献していきたいです。