湯澤かよこ – Kayoco Yuzawa official website

I♡Whitney Houston

あぁこの5日くらい、このことをブログに思いを書こうとしても何からどうやって書けばいいのか分からなくて
手が止まってしまってたけど、
やっと昨日ラジオで少し言葉にできたので書くことにします。
世界がショックに包まれた先週の日曜日(日本時間)。
私はその日の昼頃山手線に乗ってるときに
ふとケータイのウェブニュースをチェックしようとアプリを開いたら、
トップに出て来た「ホイットニーヒューストンさん死去」の文字。
体が凍り付く感じってこういうことだと思いました。息ができないくらいのショックでした。
目を疑いながらニュースを読んでみてもウソでしょーって信じられませんでした。
渋谷で降りて会った友達にすぐにその話をして、本当にショックだと言いながら
“でも彼女の死を現実のものとして受け入れなきゃいけないんだ、元気ださんと!”
落ち込む前に自分自身を鼓舞する気持ちの方が先に強く出てきました。
今思うと、ニーナ(3年前に亡くした友人)と同じ感覚。
喪失感を必死に埋めようとする本能的なものなんでしょうか。
その夜は21日に渋谷LOOP annexLIVEのリハーサルで急遽セットリストに彼女の曲を入れたいと御願いし、「I will always love you」を歌うことに。
ちょうど去年、自分の原点の場所で原点の曲を!と伊那北高校の文化祭と伊那で行ったアルバムTouchリリースライブで歌ったこともなんだか偶然じゃなかった気がしてきて、余計にこれ歌わないと!って気持ちになったんですよね。
最終的にいつも彼女の歌に帰ってくる。
ここ毎日彼女の曲を聞いていて、いろんな思い出が蘇ります。
それだけ私にとってWhitney Houstonはあこがれで一番影響を受けたアーティスト。
プロフィールには毎回“高校時代にホイットニーヒューストンに影響を受けてアメリカに留学”って書いているくらい。
そう、
高校2年生の時、英語の部の部室に入ると、Whitneyのベストアルバムが置いてあって
あ! ”エンダー!!”の人だ!聞いてみようかな。
それまで洋楽なんてほとんど聞いたことなかったのに、その日友達から借りて家で聞いてみたんです。
彼女の声を聞くなり、鳥肌立ってきて、もう耳が離せなくなって、一気に彼女の虜になってしまいました。
太くて、力強くて、温かくて、自由で、伸びやかで、表情豊かな声。
衝撃でした。
MDに録って毎日のように聞きながらマネするように歌っていくうちに、
“こんな声みたいに歌える歌手になりたい!”
それまで東京の音楽の専門学校に行こうと思っていたのに、
彼女の歌を聞くたびに、いつの間にか海を渡って歌う自分の姿を思い描くようになって、
その頃ゴスペルに出会ったこともあって、こんな音楽が生まれたアメリカで歌を磨きたい!
ルーツであるブラックミュージックに本場で触れたい!と真剣に考えるようになりました。
留学後もオーディションで「Greatest love of all」を歌ったこと。
R&Bのクラスで歌って苦戦した「Exhale」。
自信をなくした時、迷った時、彼女の歌を聞いては、歌手になる夢を描いて胸を膨らませたあの時を思い起して
何度、この原点に戻してもらったか。
それはきっとこれからも変らない。
ずっと死ぬまで。
それだけ、私にとってWhitney Houstonという一人の素晴らしい女性アーティストに出会えたことは一生の宝です。
この人がいなかったら私はこうして歌ってないかもしれないし。
ちょうど2年前の2月。13年ぶりの来日ツアーで、さいたまスーパーアリーナで初めてWhitneyの姿を見ることができたのも嬉しかった。
あまりにも早い死だったけれど、
彼女が残してくれたものは本当に大きいし、それはこれからも輝き続けるし、
歌手として私は彼女が教えてくれたsoulを私なりに歌っていきたいと思います。
「かよこ大丈夫か?」って連絡くれた方々、私は大丈夫です。
ありがとう!!
ねぇWhitney 私は強く生きて歌っていくからね!!
Hey Whitney, I Don’t Be Defeated By Anything!I’ll Keep Singing Forever With You!
We Love You.
R.I.P. Whitney Houston